吾妻 博勝
回転寿司「激安ネタ」のカラクリ
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上質のウィット |
蘊蓄の固まりだ。なるほど、目からうろこだ、という要素が、ちりばめられている。暴露ものではあるが、それでいて、例えばもう回転寿司には行きたくないという感覚は生じてこない。題材に対する愛情と、上質のウィットなせる技だろう。
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回転寿司はもう行けない |
かなショッキングな内容。これでは回転寿司で何を食べていいのかわからないというか、もう行けそうにない。
産地のごまかしならよく言われていることだが、使われている魚種も何だかわからない、着色や薬漬け、挙句の果てに奇形魚などまで、平気でお客に出しているというのだから凄い。
激安ネタのカラクリから、唖然とする加工品の手口、各ネタの正体まで、詳しくレポートされていた。安全性にもかなり問題ありの業界だ。読んでよかった。