マーサの幸せレシピ
人気ランキング : 18885位 定価 : ¥ 3,990 販売元 : アミューズソフトエンタテインメント 発売日 : 2003-05-23 発送可能時期 : 通常24時間以内に発送 価格 : ¥ 3,990
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エンディングの解釈は? |
シェフとしての優秀さは自他共に認めるところなのに,対人面でも問題を抱え,カウンセリングまで受けているマーサですが,マーサとは対照的な性格の同僚のマリオや姉の死により舞い込んできた姪のリナと接点を持つうちに,少しづつ変化が表れてきます。
マリオは明るく,底抜けに陽気で,いかにもイタリア人的なメンタリティーを表しています。
厨房が舞台となるゆえの苦労話なども監督のインタビューで語られており,DVDの付録も興味深かったです。
ところで,最後のエンディングの場面はどう解するのでしょうか。マーサは以前よりも進歩したということなのでしょうか。違う解釈もあるように思いますが…。
マルティナ・ゲデックの他の出演作も見たい!! |
有能だが他人に対し壁を作っている主人公が、姪やイタリア人シェフと
関わりをもっていくことで、考え方や人生が変わっていくとういのが大
筋。家族や恋人といったかたちで他者の存在を受け入れることで、人っ
て変化し、成長していくものなのね?という映画
日本語タイトルはちょっと不適切かも。
2002年ドイツ映画賞最優秀女優賞(マルティナ・ゲデック)・同年クレイ
ユ国際女性映画祭最優秀作品賞受賞。
主演のマルチィナ・ゲデックはドイツ版メリル・ストリープ |
邦題から連想する甘い雰囲気とは異なり、ドイツ映画らしい乾いた感じの作品です。脚本も担当したサンドラ・ネットルベックはTV出身のまだ若い女性監督ですが、女性の視点から主人公を現実的に描いており、主演のマルチィナ・ゲデック(とても背が高い!)が逞しく見え、イタリア人シェフとの対比がとても良かったです。ハッピーエンドでほっとする作品ですが、レストランとその厨房のシーンがとてもリアルで楽しい映画でもありました。
邦題は甘ったるいけれど |
マーサの包丁さばきはヘンケルのナイフのように正確無比、次々に舞い込む注文に完璧な皿で応え、厳しいマネージャーの要求にも文句をつけさせない、冷徹なシェフです。でもピリピリして疲れている。そんな折、妹が一人娘を残して事故死する。フランス料理を専門にする彼女に、マネージャーはこれからはイタリア料理よ、と、調理場ではなにかと厚かましいイタリア人シェフが幅を利かせるようになる。
カウンセリングを受けにきた働き過ぎのキャリアウーマン、で始まる映画なのですが、その緊張感が弛んで、わあ、ハッピーエンド!というところでいったんエンディングタイトルが流れます…しかし、最後の30秒を見てください。これはおとぎ話ではありません。
等身大の女性の物語 |
心にジーンと来る、本当に中身のある作品。
等身大の女性の生活を描いた共感できる物語です。
マーサはお客さんにクレームをつけられてケンカしてしまったり、
職場でもツンツンしてしまったり、あずかることになった姪っ子への接し方に
苦労したり、とにかく人との接し方が不器用。
マーサまで極端ではなくても、誰しもそういう気持ちってあるのでは?
だからきっと多くの人が不器用なマーサを見て親近感が沸いてしまったり、
共感できたりすると思うのです。
そんなマーサの心を自然に開かせるイタリア人の男性シェフは素敵!
ああいう人と結婚したいな、と思える理想的な人でした(*^▽^*)
仕事は超一流なのに、ひょいひょいっと軽くこなして、職場に楽しい雰囲気を
作るのが得意。子供好きで子供からも好かれます。
一見お調子者かと思いきや、真剣に相手の気持ちを思いやったり、
筋の通ったアドバイスをしたり、本当に人間が出来た人だと思いました☆