修道院のレシピ
おしゃれで実用的なフレンチ・レシピ集 |
フランスの修道院(花嫁学校)で今も使われている料理の教科書を日本語に翻訳した、おしゃれでかわいらしいお料理の本です。
おしゃれな本は実際使ってみると内容が薄かったり、その反対に家庭では実践しにくい高度な内容だったりするように思いますが、
この本は高校生の料理の教科書だけあって簡潔で基本的なフランス料理が網羅されている「実力派」だと思います。
中身のほとんどは文字だけのレシピですがいくつかのレシピは巻頭のほうに美しく、かわいらしい写真が載っていてフランスの雰囲気がかもし出されています。
500以上のレシピの中身は、本格的な前菜からデザートまでが網羅されているので、これ一冊あるととても重宝します。
文字ばかりのレシピ本だ・・とレヴューにあったので躊躇していましたが購入してよかったです。
ジャムやキャラメル、スフレの作り方などはもちろん基本のオムレツから、エスカルゴの処理の仕方など読んでいるだけでもとても勉強になりますし、実際に何品か作ってみましたが、簡単に美味しく作ることができました。
自分で応用料理を作るアイディアももらえるようにおもいます。
お料理好きの若い女性へのプレゼントや結婚祝いなどにも素敵な本なので喜ばれると思います。
修道院のレシピ |
色、形とも、とにかく可愛いくて、イラストなんて全くついていないのに、まるでフランスの絵本のような、素敵な本です。でもそれは中味があってのこと。ザッと数えて500以上のレシピは、どれもシンプルで堅実なものばかり。台所の引き出しに入れて、一生使いたい本です。一つ難を言えば、各章の扉にある、割とどうでもいいような企画者の文章が、やや目障り。前書き・後書きだけで十分だと思うのですが、いかがでしょう。
本当においしいフランス家庭料理の本 |
フランス料理と言えば、一昔前のごちそうでこってりしてそうと思います。最近は軽くなりつつあると聞きますが・・・
この本はそういったよそいきの料理ではなく、フランスの家庭で一般的に作られている料理が、たくさん掲載されています。
保存食、ソース類、スープ、前菜、肉・魚・野菜料理からデザートまで何でもありです。
個人的におすすめなのでスープ類です。例えば、クレソンのスープは肉魚のスープストックを全然使わずに、クレソン、じゃがいも、たまねぎといった野菜だけで作るのですが、これが野菜のこくがあり味わい深いのです。もうびっくり!ですよ。
バターの量が少ないし、オリーブ油で代用してもおいしいので、フランス料理ってこんなに滋味深い味なのかと感心しました。
煮込みに時間がかかる物もありますが、作り方はどれも簡単です。
カラー写真はわずかしかなく、ほとんど文章ばかりの地味な本ですが、自信を持っておすすめします。
こんなのが欲しかった |
フランスのマルシェで見かけるバラエティー豊なお惣菜たち。ちゃんとしたフレンチのレストランでは出てこないであろう家庭の味。そういうものを探していたんです。このレシピ本はまさしく探していた通りのものでした。写真は少ないけれど、ぎっしり詰まったレシピはとても実用的で重宝しています。
修道院のレシピ |
シンプルだけど、痒いところに手が届く料理本!!
「テランスの女子高生が使う」というこのバイブルは写真も何もかも洗練されたセンスで纏められています。
早く届きましたことにお礼申し上げます。