グルメ・料理・レシピ関連本紹介します。
ピーター キング

グルメ探偵、特別料理を盗む

グルメ探偵、特別料理を盗む 人気ランキング : 26485位
定価 : ¥ 903
販売元 : 早川書房
発売日 : 2006-05
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 903
ほんわかとした推理小説

文庫440ページの長編だが、全編にわたってのんびりムード。
グルメ探偵と警察が協力して事件を捜査するが、あまり緊迫感は無い。
というのも、物語は脱線の連続で、特に料理の話がたっぷりと盛り込まれる。

料理そのものの話から、素材の産地、どんな酒が合うかという風な話題が盛りだくさん。
料理に合わせるのは酒にとどまらず、BGMとしての音楽にもこだわっている。

グルメ探偵は、たっぷりの料理の詳細な名前を並べ立てて、
それにより、「軽い」朝食を済ませた、とある。
グルメ探偵は本当のグルメだ。

一方、グルメ探偵は、探偵としてはあまり俊敏ではなく、むしろ間抜けな方だ。
のほほ?んとした雰囲気だが、そこがまた面白い。

本書には、事件を推理する楽しみと、
料理話を味わう楽しみが同居する。

美味しく、楽しく、面白く。

有名料理、伝説のシェフ、美味しいワインなどの知識もどっさり満載のミステリ。おまけに恋愛もありで、わくわく、ドキドキ。最後まで楽しめます。登場人物の描写も丁寧ですし、主人公の性格も好感が持てます。グルメファンにお勧めの1冊だと保証します。

ごちそうさまです

本当に楽しくおいしく読めるミステリーです。
食べ物だけは詳しい主人公のグルメ探偵は探偵とは思えないほどぬけているところがあって、
巻き込まれた殺人事件を推理するところでは、おいおい、と突っ込みたくなるような間抜けぶりを披露。
逆にそこが作品全体をほんわかしたムードにしてくれます。
登場する料理は数え切れないほどたくさん。
どんな料理かじっくり語ってくれて、頭の中はおいしさの渦に。
読んでいると何か食べたくなりますが、スナックなどはがまんして、
ラストまで味わいつくしてから、おいしいレストランに行くことをおすすめします。

読後はレストランへ!

とっても美味しそうな料理がどんどんでてきて、読後は美味しいものを食べたくなります。
私の偏見ですが、イギリス人ってあんまり料理に興味がないというイメージだったので、
このイメージ払拭にもなりました。
また、海外ミステリファンなら、思わずにんまりしてしまう主人公の名前が料理の次に
出てくるので、こちらも楽しめます。
ミステリとしては・・・もう少し捻りがほしいところですが、その分安心して読めるかも。

お腹がすくミステリ

食材探しやメニューのアドバイスが主な仕事のグルメ探偵が、殺人事件に巻き込まれ警察に協力して調査を始めるのですが…。
主人公が本物の探偵に憧れるミステリファンなので、いろんな探偵の名前が出てきてニヤリとさせられますが、
何と言っても出てくる料理が美味しそう!ワインや食材に関する薀蓄もあったりして、盛りだくさんで楽しいです。
本作では主人公の活躍がいまひとつな感じがするので、もっと活躍してくれそうな二作目を早く読みたいです。

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