グルメ以前の食事作法の常識―基本の知識216
読みやすく どんどん読めます! |
今までよんだ食事のマナー本よりも読みやすく書かれています。
文章も優しく、イラストによる解説もわかりやすい。
ビジネスマナーの1冊としても、とても勉強になりました。
読み終えたあと、自分のマナー違反の多さに恥ずかしくなりました。
みなさんもコーヒー、お茶をすする音。立てていませんか?
マナーの歴史がわかります |
「マナー本を読んだものの、丸暗記できずに身につかない・・・」
そんな人にオススメの一冊。
タブー視される理由、マナーを裏付ける歴史的背景などが
わかりやすいイラスト付きで、簡潔・明瞭に書かれています。
箸や食器の使い方、外食での立ち居振る舞いなど、和・洋・中すべてを
網羅した内容で、読み物としてもかなり面白い!
また、歴史的背景から来る正式なマナーと、時代を反映した近年のマナーにまで
言及してあり、その違いを知るのも楽しい。
筆者あとがきの「いっそ決まりごとを愛してしまいましょう!」という言葉に
食事マナーへの向き合い方を考えさせられます。
食の知識の本もいいですね |
食事の習慣というのは人間の文化だが、
そういう崩れつつある文化に対応した良書である。
食の荒廃というと「貧乏人はタレを飲む」
という名言を残した大久保一彦氏を思い出すが、
この本は、食べ方作法について書いた点で
功績は大きい。
マナーから拡がる豊かな世界 |
マナー本は書店で目にする機会は多いけれども、これといった書籍が見当たらなかった。
特に男性にとっては表紙からして気恥ずかしくていけない。
その点、この本は適度に軟らかく、程度にスパイスが効いていて読み物としても十分に楽しめる。
ムニエルはまず、ひれを外して食すなんて知らなかったなぁ。
一家に一冊あれば、ああだこうだと家族の会話も弾むのではないだろうか。
早速、子供の「手の届くところ」に置いておこう。
左利きの悲しさ |
わかりやすいイラストを用いて丁寧に、丁寧に解説してあります。
ただこれを見て思ったのは、
これ、左利き用も作ってくれないかなぁ。。ということ。
箸に限らず、日本人のお作法の基本(常識)はやっぱり右手なんですよね。
わたしは左利きです。矯正するとチックになる、といわれ始めた時代で、
年配の女性のなかには「女の子がみっともない・・」とおっしゃるかたもいましたけれど、
幸いにも無矯正で育ててもらえました。
箸の持ち方も、親が気をつけて、左のままで仕込んでくれましたが、
親は右利きですから、注意の際に「ん?・・・オッケー」と一瞬とまどうのがわかりました。
今は左利きのための本も充実してますからムリにこの本を読む必要もないし、
読めば読んだで役立つ基本が習得できます。
ただ、表紙に「グルメ以前の常識」と銘打たれていると、「レフティは排除されている」という感覚はぬぐえないです。
被害妄想かもしれませんね。すみません。