戦闘糧食の三ツ星をさがせ!―ミリタリー・グルメ
なんか、おもしろい |
体を張った体験リポートで、著者自身も楽しくやっている感じが伝わってきます。
食べたくなること請合いながら、それが一般にはどうしても手に入らないのが残念です。食は人間にとって、大事なものだと実感します。
次に続編を出すときは、手に入れる方法(あまりないらしいですが・・・。)も書いてあると星5です。
食文化が最もむき出しになる部分 |
それが、戦闘糧食ではないでしょうか?
こだわりの伊仏、エスニック溢れるマレーシア、多国籍文化の
オーストラリア、極寒のノルウェーetc
食べるのが好きな人も、軍事好きも、どちらも楽しめます。
糧食入手の経緯も書かれており、緊張感漂う紛争地域でも、こんな
のどかな雰囲気があるのかな?と思わせるエピソードが
スパイスとなってます。
これを読むとミリタリーショップでMREレーションを買いたくなるので
注意して下さいね。そして食う奴もいますwww
戦場行ったらコレを食え! |
日夜、危険と隣り合わせにある兵士にとって、食事とは最も心休まる時だそうです。そうした戦時下にある状態で、特に一般的に食べられているのが「糧食=レーション」なのです。
で、この糧食というもの、国々によってそれはもう千差万別・百花繚乱・十人十色(?)で、イラストを見ているだけでも飽きません。(多少、似たような形体をしている国々もありますが・・・)
小説・漫画のネタにも非常に有効です!(多分)戦争・軍隊マニア、もしくは戦争を題材にした創作活動をしている方は必見、必読、必買の一品といえるでしょう!
あと、フランス・イタリアなどの食事(レストランなど)の美味しい国は糧食も美味しいそうです。食文化先進国は兵士の食事にまでこだわる!というのが、なんとも微笑ましいものです。
兵士の素顔が分かる一冊 |
題材を戦闘糧食にした異色(?)の本。食事は生活に密着した物だけに、下手な従軍記録よりも遙かに兵士達の日常が見えてくると思います。